当会初の現地訪問ツアーへ行ってきました。参加者は全9名、7泊8日はあっという間でした。
夕方に成田空港に集合し、夜遅くに西安に着きました。初日は移動だけで終わりましたが、2日目からは観光や散策、現地の料理を楽しむことができました。
嘉峪関から敦煌にかけて珍しく雨にあいましたが、それ以外の日は毎日快晴であり、9月といえども日差し強く、気温も高かったです。
暑さに加え、湿度が極度に低いため、喉が渇くことが多く、果物を口にする機会が多かったです。「みんなで分けて食べる・・・」これができたおかげで、様々な種類の果物を食べることガできました。中でも一番人気があったのは「ハミ瓜」でした。あのみずみずしさと甘さは、果物の王様といえるかもしれません。
観光として評判が良かったのは、兵馬俑や莫高窟でした。やはり歴史の重みと規模の大きさに圧倒されます。使い古された言葉ではありますが、やはり自分の眼で直接見ると感動は違います。
また、中国鉄道への乗車、蘭州での牛肉麺作り体験、敦煌においてのラクダでの砂漠移動、そして黄河下りはどれも珍しい体験ということもあり、皆、楽しんでいたと思います。
帰国が近づくにつれ、お土産物の購入も楽しむことができました。やはり、中国の買い物に値段交渉はつき物であり、ある程度の慣れが必要ですが、旅前の講座で学んだことを活かし、いい買い物ができたようです。
帰国してからも、写真を交換したり、反省会という名の親睦会を実施し、旅仲間の交流は続いています。また、旅中に撮ったビデオを編集し、DVDにしたものをお渡しすることができました。これでようやく、旅が終了した気がします。
この仲間に新しい仲間を加え、2008年、新しい旅に出かけたいと思います。
「旅の記録」では旅の写真を多数公開しております。ぜひ、ご覧になってください。
今回の旅行はシルクロードの歴史と食文化を探る最初の入り口として企画しました。
ご承知のようにシルクロードの範囲は広く、西はヨーロッパ、東は奈良までですが、8日間という時間的制約のなかで、西安から敦煌までの1500キロメートルに絞り無理なく無駄なく、充実した旅程を組んでみました。
個人ではなかなか実現しにくいシルクロードの旅を団体旅行の費用的なメリットを活かしながら、個人旅行のきめ細かさにも配慮した手作りの旅をご用意しました。
この旅行のテーマは「シルクロードの歴史と食文化を楽しむ」ことですが、楽しみを倍増するために「1日1回のサプライズ」を演出します。
たとえば、中国旅行の定番の一つは北京郊外の「万里の長城」見学ですが、「シルクロードの歴史と食文化を楽しむ会」は「万里の長城」の最西端を訪れる予定です。切り立った断崖絶壁の手前で突然、長城は途切れてしまいます。「始めあれば終わりあり」は常識ですが、この断崖に立つてみると常識は吹っ飛んで、ただただ中国人の民族的スケールの大きさに感嘆することでしょう。
食に関しては、日本人にとってのB級中華料理、餃子と麺を存分に楽しんでもらいます。
十数種類の餃子をたらふく食べて日本円で千円の「餃子パーティー」と蘭州では麺作り体験を企画しています。
さらに、鉄道マニアにはうれしい寝台列車の旅も経験できます。車中宿泊の3食は食べたいものを皆さんが自由に選んでください。車中の中国人旅行者と接して、彼らがどんなものを食べているのか、興味があれば食べものを交換するのもよいでしょう。ツアー専用バスや航空機での移動では絶対味わえないサプライズがまっています。
シルクロード研究会主催の「シルクロードの歴史と食文化を楽しむ会」“西安・蘭州・嘉峪関・敦煌の旅 8日間”は大手旅行会社が企画する旅とは費用の点、旅の演出の点において一工夫、二工夫しています。
現在、信頼できる現地旅行者と企画内容の詳細を詰めています。日程は9月中、宿泊ホテルは1泊を除いて四つ星クラス以上(1泊はサプライズ!)、各地の定番の観光ルートもしっかりスケジュールに組み込んでありますのでご安心ください。